1. >
  2. >
  3. 【女性に人気の職業情報】薬剤師

【女性に人気の職業情報】薬剤師

薬が並んでいる棚

調剤薬局や病院に勤務する薬剤の専門家

薬剤師は、治療に必要な薬剤の調合や配布をする薬学の専門家です。
主な勤務先は調剤薬局で、病院から発行された処方箋をもとに薬剤師がその患者さんにあった薬剤を調合し内容を説明した上で渡します。

医療系の人材は全体的に不足傾向にありますが、この薬剤師はそうした医療系職種の中でも特に変わった位置づけになっているのが特徴です。

というのも薬剤師になるための国家資格を規定する薬剤師法がここ近年で大きく変更されたからです。
従来までは薬剤師の養成課程は4年間であったのですが、法律が改正されたことにより薬剤師養成課程は6年制に変更になりました。

移行期間も終了し、2018年度以降の薬剤師志望者は6年生の課程を経なければ国家試験の受験資格が得られないようになってしまいましたので、これから目指すという人はその点もよく考えて進路を選ぶようにしましょう。

薬剤師になるためのルートとしては、高等学校を卒業をしてから薬剤師養成課程のある6年制の大学に入学するか、もしくは4年制の薬学部がある大学に入学後、卒業してから薬剤師養成課程のある大学院に進学するという方法があります。

社会人になってから薬剤師を目指すという場合も、大学での専門課程を経なければならないこととなっているので早めに進路を決めておくことをおすすめします。

薬剤師のキャリアは複数にわたります

薬剤師資格取得者のうち最も多くの人が勤務しているのは調剤薬局です。
調剤薬局はもともとは病院内の薬剤部として機能していたものですが、医薬分業の流れの中で独立して運営されるようになりました。

調剤薬局以外にも薬剤師の求人は多く出されており、中でも近年急成長しているドラッグストアからの求人数が目立っています。

また病院内の薬剤部は、通院する人への薬剤は外部に任されるようになった一方で入院中の患者さんに対して出される薬剤を管理する病院薬剤師も現在まで勤務しています。

ですので薬剤師の資格者は、就職先として調剤薬局、病院、ドラッグストアなどの民間店舗の中から就職先を選ぶことになります。

薬剤師の資格取得者は女性の割合が非常に高く、一生の仕事にするために資格を取得するということもあるようです。

薬剤師資格は必須というわけではありませんが製薬会社や化粧品会社に勤務してそこで新商品の開発作業に携わるということもできます。

薬剤師のやりがいと向いている人は、まず人を助ける仕事を一生続けていきたいと思える人が挙げられます。

病気で何度も調剤に来る人にとっては薬剤師は相談できる重要な専門家になりますので、相手にとってよりよい薬を提案できるよう考えていけるきめ細やかさが薬剤師に求められます。