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【女性に人気の職業情報】バスガイド

バスガイドのイラスト

減少傾向にあるバスの搭乗員

かつてはバス旅行というと必ずついてきたのがバスガイドです。
「右手に見えますのは~」というおなじみのフレーズも、おそらく今の20代くらいの人は実際に聞いたこともないのではないかと思います。

バスガイドの仕事は観光バスに乗車をして、そこから見える景色について解説をしたり乗り合わせた人たちが盛り上がるようにゲームなどをするということです。

少し近い仕事にツアーの搭乗員(ツアーコンダクター)がいますが、それは旅行全体に帯同して旅行者のために現地で手配をするという役割であるのに対し、バスガイドは基本的にバス会社に所属してそのバスを利用する間だけサービスを行います。

バスガイドは今時では大手交通会社で正規雇用をするようなこともほとんどなく、バスガイド専門の派遣会社で人材の募集と登録を行っています。

そのため給与面ではかなり低めに設定されていることも多く、なかなかバスガイドだけで長く仕事をしていくというのは厳しいようです。

なぜバスガイドが急に減少したかというと、それはやはり交通会社同士で低価格の競争が起こったからです。
もともとツアー中にあれこれと説明をしてくれるバスガイドは不要という人たちも多く、少しでも運行費を減らしてその分旅行価格に還元しようという会社の思惑により現在ではかなりの数のバスガイドが削られています。

規模は縮小しているものの需要はまだまだ残っています

バスガイド全体の数は縮小傾向にありますが、それでも完全に仕事がなくなっているわけではありません。
地方の観光バスなどでは名物バスガイドさんとして勤務をされている人もたくさんいますし、むしろ数が少なくなったからこそのプロとしての仕事も見られるようになっています。

主に搭乗をするのはその地域の観光名所を回るバスツアーで、定期運行されるような人気のツアーには必ずバスガイドさんが搭乗して色々な地方の名物や特徴を案内してくれます。

同じ搭乗員の仕事でもCAが比較的若い女性が多いのに対し、バスガイドの場合は年齢層にかなりばらつきがあります。
実際に40~50代になってもまだまだ現役でバスに乗られているガイドさんもいますし、新たにバスガイド業界に入ってきた若い人材に対して丁寧にガイド方法を教えてくれたりします。

むしろこれから縮小傾向にある仕事だからこそ、しっかりとノウハウを受け継いでいきたいという心がつながっている仕事といえるかもしれません。

旅行が好きという人はもちろんのこと、地元の良さをもっと多くの人に知ってもらいたいという人にこそバスガイドの仕事は向いていると言えます。

バスガイドのやりがいは、お客さんと触れ合いながら好きな土地や観光名所を広く知ってもらうことができるということです。