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【女性に人気の職業情報】客室乗務員(CA)

客室乗務員

航空会社で実際に搭乗して接客をする仕事

CA(キャビンアテンダント)は、以前までは「スチュワーデス」と呼ばれていた旅客機内で接客を行うための仕事です。
最近では男性のCAも少しずつ導入されてきているようですが、全体数としてはまだまだ女性が大半を占めるというのが現状となっています。

CAの主な仕事はフライトをする航空機内に旅客を案内したり、離着陸の安全確認、機内食や毛布などのサービス、その他の機内放送といったものです。

また万が一の航空機のトラブルのときには安全に旅客が避難できるように誘導をするということでも知られます。

現在国内の航空会社でCAとして登録をしている人の数は約1万6500人程度いるとされており、そのうち男性は約1%です。

かつては花形職業として多くの女性に憧れられた仕事でしたが、現在では航空会社が直接正規雇用するということはほとんどなく、CA専門の契約会社から派遣してもらうという方法がとられています。

CAとして登録を受けるためにはまず原則として高卒もしくは短大卒以上の学歴が必要です。
特に資格は必要ありませんが、CAとしての基本的な仕事を学ぶためにだいたい2~4ヶ月程度の研修をしてから現場に出るようになっています。

華やかな見た目とは裏腹に厳しい実情

CAは90年代のバブル期には主人公の職業になるような人気職種だったのですが、外資系のLCCなど低価格航空会社が参入してきたことにより、就業環境はかなり厳しくなりました。

かつては大手航空会社のCAともなると、一流のマナー教育を受けた女性の接客業のトップという位置づけもされていましたが、先に述べたように現在ではそうした教育は派遣会社まかせになっているため、人材にもかなりばらつきがあります。

またきれいで華やかなイメージのあるCAは「30歳定年」説がまことしやかに語られてきましたが、これはなにも女性を見た目で差別しているからではなく、本当に体力的につらくなることが原因です。

飛行機で長時間飛行をしてみたことがある人ならわかると思いますが、10時間以上もかかるような国際線のフライトは乗客として乗っているだけでも疲れるものです。

それを何度も往復したりすることで気圧の影響や時差ボケなどで、かなりの人が就業して間もなくからつらいと感じるようになります。

しかしやはりCAは飛行機を利用する人たちにとってのあこがれの象徴であることには変わりませんので、笑顔で接客をすることが求められます。

仕事を通じて各地へ行けること、快くサービスができて相手の笑顔が見られたときなどでやりがいを感じられるという意見がよく見られます。
体力的にきつい仕事でもあるので、健康管理に気をつかうことができ体力を維持できる人が向いているでしょう。